子供が生まれて、保育園に送り迎えをするのにベビーカーもしくは抱っこ紐を利用していた。
が、引越しをして保育園を転園した結果、保育園まで歩くには遠い距離になってしまった。
車を買うにはガソリン代、毎月の駐車場代、車検等の維持費もかかるから却下。
そこで思いつくのは子供を乗せられる自転車。
これがもう本当に値段が高くて、驚愕して、もう原付のバイクが買えるじゃないか!!
有名どころじゃなくても良いだろう!ということで激安の電動アシスト自転車SUISUIを購入してしばらく経ったので、良いところ、気になるところ、購入に至った経緯を紹介したい。
私と同じように子供がいて、電動アシスト自転車の購入を検討している人の参考になると嬉しい。
この記事でわかること
- SUISUI の特徴、メリット・気になるところ
- 子供乗せ電動アシスト自転車は新車か中古か型落ちを買うか
- 電動アシスト自転車の補助金を出している自治体がある
SUISUIを買うのをおすすめできる人
結論から言うとこんな感じ
- 1回の利用で長距離の移動をしない
- 子供一人を乗せる
- 傾斜のある坂道を走らない
- 安ければそれなりの性能で満足できる
- ブランドを気にしない
私が子供乗せ電動アシスト自転車SUISUI を購入した理由
東京都八王子にある株式会社カイホウジャパンが出しているSUISUIという子供乗せ電動アシスト自転車。
私がこの自転車を購入した理由はただ一つ ”激安” だったから。
後述するが、子供乗せ電動アシスト自転車の値段は圧倒的に高い。
マジでビビる。
SUISUIの特徴と購入に至った経緯を主要メーカー3社の自転車と比較しつつ紹介していきたい。
SUISUI のメリット
- 何と言っても安い
- とにかく安い
- 他と比べ物にならないくらい安い
- 新車で一番安い
- ネットで買える
- 場所によっては完成品を届けてくれる
どれだけ安いかと言うと主要メーカー3社のだいたい半額
どれだけ激安か。
主要メーカー3社の値段の半額。SUISUIは10万円かからずに購入できる。
(いや、それでも高い(心の声))
子供乗せ電動アシスト自転車は作っているメーカーが少ないのかほぼ3社が独占している。
値段を考えず好きなものを買おうとすると17〜18万円はする。
自転車屋の店頭で買うとだいたいこんな感じ。
最近では資材の価格高騰の影響もあって年式で機能は変わらないのに値段だけ上がっているケースが見られると言う。
それぞれのメーカーで特徴はあるものの値段はだいたい横並び。
私はSUISUIを楽天市場で9万しないくらいで購入した(これに楽天ポイント1万円分くらい付いたので実質7万円代)
街中で走っている子供乗せ電動アシスト自転車はこの3つのメーカー以外を見たことはない。
SUISUI の気になるところ
- バッテリー容量が少ない
- 馬力が強いとは言えない
- 子供乗せは一人のみ
- 実物を見て買えない(恐らくネット販売のみ)
- 修理のお願いできる場所がない
- 街中で乗ってる人を見ない
バッテリー容量が少ない
これが一番厄介かも。
主要メーカー3社と比較したら↓の通り。
メーカー 車種 | バッテリー容量 | 走行距離目安 |
YAMAHA PAS | 15.4Ah | オートエコモード プラス:75km / スマートパワーモード:58km / 強モード:51km |
Panasonic Gyutto | 16.0Ah | オートマチック約60km |
ブリヂストン bikke | 14.3Ah | エコモード180km オートモード90kg パワーモード54km |
カイホウジャパン SUISUI | 5.8Ah | エコモード最大約30km |
私が購入したのはバッテリの少ないタイプ(5.8Ah)だったので、しばらく片道30分くらいの保育園に子供の送り迎えをしていたが、帰り道ではバッテリーが切れた。
今は片道10分くらいのところに保育園があるので全然問題ない。
主要メーカー3社と比べると圧倒的にバッテリー容量が少ないことが分かる。
もはやこれが価格の違いにあらわれているのかも。
1回の利用で長距離を走る想定の人にSUISUIはおすすめできない。
馬力が強いとは言えない
傾斜が強い坂道を登る時はけっこうしんどい。
やはり、子供と大人一人の体重を乗せた状態で走るにはそれなりに馬力が必要。
他のメーカーを試した事がないからなんともいえないが坂道の多い運転を考えている方は注意が必要。
子供乗せは一人のみ
街中で前と後ろに一人ずつ子供を乗せているパパママを見るのだが、あれは主要メーカーの自転車。
今回紹介しているSUISUIは前にパーツをつけて乗る事はできないので注意が必要。
実物を見て買えない
私が知る限り、自転車屋でSUISUIを見かけたことはない。
ほぼネットでの購入になる。
修理のお願いができる場所がない
普通の自転車屋に行って修理を頼むことができるのかは不明。
まだ故障したことがない(半年乗ってる2024/5現在)ので、故障したらどうするかという視点で書いてみる。
まず、故障内容で切り分けて考えた。
故障内容がパンクやブレーキが効かないなどの自転車に関わるもの
街中の自転車屋さん(asahiとか)
故障内容がバッテリー等、電力系統に関わるもの
カイホウジャパン サポートセンターへ連絡
購入店での保証がある場合には購入店に直接問い合わせ
引用元:カイホウジャパンホームページより
カイホウジャパン お客様サポートセンター TEL:0426863645
これは勝手な妄想だけれども、電動系で故障した場合はどのメーカーであってもメーカーの工場に送る必要があるだろうと思う。
そこで送料やら修理代やらかかるだろうから、ここはあまり修理費用は変わらないのではと考えることにした。
それでも、修理時に送るのと修理後に送ってもらう送料がかかるとなるとかなりの額になりそう…。壊さないように丁寧に乗りたい。
※故障することがあればまた別記事にしたい。
街中で乗ってる人を見ない
正直、主要メーカー3社以外の子供乗せ電動アシスト自転車を見た事がない。
知名度やブランドが好きな方、周りの人と違うのが無理な方にSUISUIはおすすめできない。
考え方によっては、自分しか乗っていないという優越感に浸ることもできる。
主要メーカー3社の中古や型落ち品は買いか?
他にもあるやろなんか!
という気持ちはすごく分かる。
もちろん、私も検討した。
そう。
中古や型落ち品であればブランド(安心安全の実績)もありつつ安く経済的に購入できるのでは?
中古品はどうか?
自転車部分については好みの問題なので、ジモティやメルカリ、中古を扱うネットショッピングサイトでも構わないと思う。
掲載されてる写真を見ればおおよその検討はつく。
だが、私が思ったのはバッテリーやモーターなどの電動部分の消耗度をどうやって知るか、という点。
安く仕入れられても肝心のバッテリーが消耗していて、新しくバッテリーを購入しないといけないとなると結構高くつく。
何気にバッテリーが一番金がかかるのではと思っている。
ググれば分かるけど3〜5万円は平気でする。
プラスして、夫である私だけではなく妻も利用するという点を忘れてはいけない。
妻の要望では、安全性を考えても中古は嫌で新品が良いということだった。
スペック/値段だけでなく家族の意見(感情)を取り入れることを忘れずに。
型落ち品はどうか?
妻と話し合い、新品で購入すると決断したので、最新モデルであろうと旧モデルであろうと機能面で大差ないと自転車屋の店員に聞いていたので型落ち品が無いか探した。
モデルを選ばなかれば4〜5万円安いものが新品で購入できる。
ただし、数が少ない。
そして、さすがにSUISUIと同等の値段のものを見つけることができなかった。
残念ながら。
よって、私の選択肢には入らなかった。
電動では無い子供乗せ自転車はどうか?
これは妻にすぐに却下された。
「あなた(私)が保育園の送り迎えを含め全部運転してくれるのなら良いよ」ということだったが、そんなことは無理だったのであきらめた。
平坦な道だけなら良いが、坂道を走るのはかなりしんどい。
また、座高の高いモデルが多く、子供を乗せるのも大変だし転倒のリスクもある。
値段はそれこそSUISUIよりも安い4〜5万円くらいで買えるが、生活への支障が大きい。
電動にするのはコストに見合うだけの価値があると判断。
まだ安さを諦めない!自治体の補助金は出ていないか?
子育て世代にはお金がやたらとかかる。
実は電動アシスト自転車の購入に補助金を出している自治体があるという。
条件はあるが、住んでいる地域が補助金を出している自治体か探してみると良いだろう。
安さを第一優先にするのには理由がある
電動アシスト自転車はSUISUIだけでなく主要メーカー3社のものでもチャイルドシート(OGK製やcombi製)が装備された状態で売られている。
これとは別に、アクセサリの購入が必要と考える。
- チャイルドシート用レインカバー
- 子供のヘルメット
- スマホホルダー
- ミラー
- 自転車保険(個人賠責保険)
もし、主要メーカー3社の自転車を17〜18万円で購入したなら、上に挙げたアクセサリを追加購入することで20万円くらいかかってしまうことになる。
私はSUISUIを買って良かった
この記事を書いている2024/5で、SUISUIを購入してから約半年になる。
バッテリーの容量が少ないのでほぼ毎日のように充電を繰り返しているが、それ以外の部分で特に不満はない。
今の所、SUISUIで満足している。特に気に入っている点は2つ
- チャイルドシートの安定性
- ハンドルロックが優秀
チャイルドシートの安定性
子供の安全面を考えた上でチャイルドシートは重要なポイント。
SUISUIではOGKという、チャイルドシートでは絶大のシェアを持つメーカーを採用している。
OGKのホームページ上には国内シェア60%と書いてあるが、私が住む地域で見ていると9割方OGKのチャイルドシート。それくらいに子育て世代には馴染深いメーカー。が、私自身独身時代はまったく知らなかったメーカー。
子供が多少泣き叫んでも転倒することがない。
SUISUI自体の車高が低いことも相乗効果で安定性が増している。
ハンドルロックが優秀
初めてこの機能を利用したので買う前は良さを認識できなかったがハンドルロックはかなり優秀な機能。
この機能のない自転車で、前カゴに荷物を入れた時にハンドルをきった状態で停めようとすると自転車が勝手に動いて転倒してしまうことがよくあった。
もしかしたら経験されてる読者も多いだろう。
このハンドルロックは前輪をまっすぐの状態で固定できるので、前カゴに重い荷物があっても安定して転倒するリスクがかなり低い。
子供を乗せていても安定するからかなり良い。
子供乗せ電動アシスト自転車の購入を検討している方の参考になると嬉しい。