【壁】部屋探しで失敗した話と注意して良かった話(対策込み)

私はこれまで3回の引越を経験してきた。全部関東。色々調べ、細心の注意を払って契約しても失敗は起こる。

失敗談はこれから賃貸物件を契約したい人の参考になる。

私の失敗とどう対策するべきかを紹介することで皆さんの賃貸契約が良いものになることを祈る。

 
きんぐ
今年で40歳。もうアラフォーじゃない、フォーだ。私の属性は→“自己紹介“よりどうぞ。

この記事でわかること

  • 部屋探し(賃貸)で失敗しないコツ(筆者の経験談)
  • 部屋探し(賃貸)で注意しておいて良かったこと

【失敗1】ガスがプロパン

これは本当に参った。「プロパンガス」を甘く見ていた。と、言うのも私がこれまで住んできた賃貸物件は全て「都市ガス」だった。

都市ガスの場合はガス会社を自由に選んで、安いところと契約すれば良かった。

だが、プロパンガスは違う。定期的に業者がガスを運搬するなど、コストが都市ガスよりもかかるため、高い。マジで高い。冗談抜きで高い。と言うよりは都市ガスが安すぎるのかも。

賃貸でプロパンは会社を選べない

更に致命的なのは 、ガス会社を自由に選べないこと。

正確に言うと、プロパンガスで賃貸の場合は大家さんがガス会社と契約しているので、入居者は黙ってそれを利用するしかない。つまり、大家さんが相場より高いガス会社と契約していたら詰む訳。

元々、都市ガスより高いのにプロパンガスの会社選定で2重に高くなることもざら。

私の場合は、契約前にプロパンガスであることを認識していたが、ガス会社までは教えてもらうことをしなかった。

契約する時に賃貸借契約書、重要事項説明書にサインをするのだが、その中にガス会社の名前が書かれていた。契約寸前(申込みの手続きなどもろもろ済ませたあと)だったので特に調べずにいたのが間違いだった…。契約しない手もなくはなかった。

この辺りは、本当に不動産屋はうまいと思う。こっちから聞かれていない情報は言わないけど嘘は言わないし、契約前に見せてはいるので違法でもない。

もっと先に知っていたらもしかしたら契約しなかったかもしれない。

プロパンガスの部屋の場合は、前もって指定のガス会社まで確認しておいた方が良い。今ではネットで費用が調べられるので相場と照らして、割高でも入居するのか物件をかえるのかを判断したいところ。

一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会

プロパンガス料金を含めた賃料と周りの都市ガスの物件の賃料の相場と比較してトータルでどちらが良いか、安いかで判断したら良いと思う。

私の場合は、周辺の同じ条件では賃料が安かったのでプロパンガスが高くてもトータルで安かったので良かった。(あくまで結果論。と言うかプロパンガスの高さを何とか自分に納得させる口実が欲しかっただけ苦笑)

事前の知識で都市ガスより値段が高いのは知っていたがそれでも2倍の費用ということだった。

が、今の私のガス会社は都市ガス時代の約5倍の費用になっている。

↑ 前の賃貸で都市ガスだった時の料金。使用料8m3で1,843円

↑ 新居のプロパンガスの料金。使用料8.1m3で8,861円。後に触れているが、ガス漏れ検知器のリース代220円を足すと9,081円

都市ガスの値段が神過ぎる…。

高いからと言って対応が良いとは限らない

あくまで私の経験談だが、そのプロパンガス会社に入居時にガス開栓の予約をしたにも関わらず、予定した時間になっても来ない。連絡もない。

こちらから連絡すると、まさかのダブルブッキングで来れないという。

代わりの人間がその日の遅い時間帯に来てくれるも、理由を聞いたら

「予約するのが遅いので」とまさかのこちらが悪いと言い出す始末。

またはこんなことも。お風呂を溜めていると、外に設置してあるガス給湯器が水漏れを起こしていると近隣住人から教えてもらう。不動産管理会社に連絡するも、ガス会社から折り返し連絡があったのは2日後。

更には、後日明細を見た際に謎のリース料金(220円)。

電話して聞くと、ガス漏れ検知器は必須でリースになるとのこと。 ← そんな話聞いてない

むしろ普通の会社よりもヤバいのではと。殿様商売もいい加減にしろよと言いたくなる。

対策

対策

  • 都市ガスを選ぶ
  • プロパンガスを選ぶとしてもガス会社まで聞く
  • ネットでガス代相場を調べる
  • 相場より高かったら、受け入れるか別の物件にする
  • 入居後に大家にガス会社をかえてもらう交渉をする or 値下げ交渉をする

大家さんにガス会社をかえてもらう方法があるのだが、まだ入居したばかりということもあってまだ試していない。頃合いを見て交渉しようと思う。その時はまた記事に上げる予定。

ガス会社の変更はできていないが、今のガス会社と値下げ交渉を行った。(2024/5)

【失敗2】親戚の不動産屋にお願いする

この記事の “余談” でも書いたのだが、これもNGだった。メリットよりもデメリットが大き過ぎた。

義父に「引っ越そうと思って今部屋探しをしている」と話をすると、友人に不動産屋がいるから紹介しようか?と。

当初のお思惑

  • SUUMOやHOME’Sといった物件紹介サイトに載っていないような素晴らしい物件を紹介してくれるのでは?
  • 家賃の値下げや初期費用を割安にしてくれるのでは?

実際は…

  • 紹介してもらった物件は、全て物件紹介サイトに載っていて既に見ていたもの
  • 最初の見積もりでは仲介手数料(賃料1ヶ月分)、24時間サポートなる謎のサービス費用が加算
  • 別の不動産屋よりも条件が悪かった(鍵の交換代約2万円の支払い)
  • 義父の友人と言うことで交渉がしづらかった(心労が半端ない)

今振り返るとメリットどころかデメリットしかなかった…。やはりある程度は自分で勉強して探せた方が良いかもしれない。

また、不動産屋によって得意の地域(管理している物件の多さや地主との繋がり)があってそこから漏れると紹介はできるけどやれることは少ないようだ。

【失敗3】部屋の隣が公園

私の経験談。物件の隣が公園で、私の子供も小さかったこともあり公園が近くて最高じゃないか!と思って契約した。

近いのはメリットもあったがデメリットもあった。

物件の隣が公園 のデメリット

  1. 騒がしい
  2. 深夜、若者がたむろしていて怖い
  3. タバコの煙が部屋に入ってくる

隣が公園ということは近隣の子供達が集まる。賑やかだけど、それは時に騒がしさを感じる。

若者が集まって、たまに奇声を上げたりしてたので怖い。夏は暑くて窓を開けて寝ることがあるのだけど声の近さとか考えると怖い。

ベランダを挟んでその先が公園だったので、タバコを吸う人がいるとほぼダイレクトで煙、香りが入ってくる。タバコの匂いに敏感な人は注意が必要。子供の健康にも悪影響だしね。

【失敗4】仲介手数料が賃料1ヶ月分(税抜)

初めて物件を契約した時にそのまま支払った。物件を自分で探したし、内覧も何故か一人で行ったし何で手数料こんなに取られるんだ!と当時を思い出した。無知は損することを思い知らされた。

実際は賃料0.5ヶ月分(税抜)でいける。

【失敗はしなかったが注意しておいて良かった①】家賃保証会社費用も加味して物件を探す

特に東京では、物件を契約する際に家賃保証会社を利用しないといけないものが多い。で、その保証料もバカにならない額。

保証会社によってだいたい下の2パターンが存在する。

  1. 入居時に初期費用として賃料の0.5ヶ月とか1.0ヶ月の保証料 + 毎年10000円の更新料 + 払込手数料毎月数百円
  2. 毎月賃料の0.X%の保証料 + 払込手数料毎月数百円

これを、普通借家で2年更新のタイミングで退去すると仮定して計算すると

私の場合、

1か月2350円(2年で退去計算)

払込手数料毎月330円

更新料834円(10000円を12ヶ月で割る)

合計:3514円/月

この金額が毎月必ずかかる費用なので、物件を探す時は賃料、管理費だけでなくこの家賃保証会社の保証料を加味した金額で予算を考えた方が良さそう。

住んでみて想定より高いなと感じるならば、それは保証料が原因かもしれない。

保証会社は選べない

保証会社は物件(大家さん)によって決められている。

SUUMOやHOME’Sで探す際の物件詳細で確認しておきたい。(だいたい掲載されている)

掲載がなければ問い合わせするのがベター。

保証会社の無い物件もあるにはある

余談だが、私の2回目の引越(東京)の時はなぜか保証会社の加入は不要だった。

しかも家賃をクレカ払いできたのでラッキーだった。(家賃の1%ポイントバックをゲットできた)

ただ、家賃はその地域にしては相場より高かったので何とも言えない。2019年の時だったので今ではどうなっているか分からない。

なぜ家賃保証会社に加入しないといけないか…

そもそもなんで家賃保証会社に加入しないといけないか?

大家さん(管理会社)が、借主の家賃が支払わないリスクを負いたくないため。

※連帯保証人を付けても保証人が遠方に住んでいる等、取立てが容易でない等。

借主としては、連帯保証人を立てなくて良い…。

真っ当に家賃の支払い能力のある借主としては保証料を支払わなければいけないのは納得いかないがしょうがない。

大家も金がかかる

日本の場合、借主(入居者)が簡単に住めなくなる(追い出される)ことを防ぐために借主側に有利な法律になってる。

大家は正当な理由がない限り、借主(入居者)を部屋から追い出すことができない。退去してもらうために、借主と交渉して、数ヶ月分の賃料と引越費用、新生活にかかる費用を支払うこともあるらしい。

また、築年数が古くなったらキッチンや水回りの設備を修繕したり、故障した設備は修繕や新品に交換しないといけない。

私は、家賃の保証料を大家とせめて折半したい気持ちもあるが上記のことを考えてまぁ良いかと思うようにしている。

【失敗はしなかったが注意しておいて良かった②】部屋のゴミ捨て場を見る

これは不動産Gメン滝島さんというyoutuberの動画で知った。

どんな人が近所に住んでいるかというのは、部屋を決める上でかなり重要。隣人がトラブルを起こしやすい人だと住んでるこちらに非が無くても自ら退去しないといけないかもしれない…。

とはいえ、不動産屋や大家に近隣に変な人はいませんか?と聞いても教えてもらえるはずはないし、自ら訪問してピンポンして「変な人ですか?」なんて聞くわけにもいかない。

そんな時に1個の目安として、ゴミ捨て場の状況を見て、近隣の人が自治体のルールを守っているかをチェックできる。

あくまで目安の1個で、内見時にゴミを出す日じゃないとか管理会社が綺麗にしているとかだとあまり参考にならないかもだけど…。

ただ、知っていて損は無い。

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