FIREを目指す上で「投資」は必須と別の記事で書いたが、私自身はどうか?
投資に失敗はつきもの?私の投資経歴を紹介したい。
FIREを目指している人、これから投資をしようと思っている人の参考になると嬉しい。
この記事でわかること
- アラフォー妻子持ち平凡サラリーマンの投資経歴(サンプル1)
- これまでの投資で得た気付き
私の投資経歴
- 23歳頃 社会人1〜2年目 投資信託積立
- 23歳頃 FX自動売買
- 24歳頃 ワンルーム投資(未遂)
- 34歳 投資信託スポット買い、積立
- 35歳 日本高配当株、米国ETF
23歳頃 社会人1〜2年目 投資信託を積立開始
社会人なりたてで一人暮らしを開始。
この頃から「将来ちゃんと働いて収入を得られるか?」と漠然とした不安があった。
やたらとビジネス書を読む毎日。
その中で出会ったのがベストセラーでもある勝間和代氏の「お金は銀行に預けるな」。
貯金とはお金を銀行に預けることしか選択肢が無かった私には衝撃の1冊だった。
今でこそ購入手数料かからない、手数料も激安のインデックス投資が良いというのは常識だが、
この書籍は2007年出版だが既に語られていた。何も分からず始めたが良かったと思う。
おかげで最近の投資ブームにもすんなり乗ることができた。
その時に開設した<証券口座>
- フィデリティ証券 (2025年個人向けは楽天証券に吸収される予定)
- SBI証券
その時に積み立てていた<投資信託>
- 国内株式 インデックスファンドTSP/日興アセットマネジメント
- 国内債券 日本債券インデックスファンド/三井住友トラスト・アセットマネジメント
- 海外株式 PRU海外株式マーケット・パフォーマー 分配金再投資コース/PGIMジャパン
- 海外債券 PRU海外債券マーケット・パフォーマー/PGIMジャパン
今思えばGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)と同じ構成だった。
25%ずつ毎月1万円*4で4万円積立ていた。
社会人になりたてで収入も貯金もそこまで無かったこともあり、2,3年で積立をやめてしまった。
投資自体が初めてで、本の通りに実践したが、リバランスのこととか、確定申告どうしたら良いのか?とか超初心者過ぎて途方に暮れた。
それに加えて27歳から海外留学や駐在があったので証券口座を凍結せざるを得なかった。
ずっと積み立ててれば凄い金額なってただろうな…
そうは言っても全体で考えて+100万くらいでフィニッシュできたのでインデックス投資積立の威力を思い知ったのである。
小さいが良い成功体験をすることができたと思っている。勝間和代氏には感謝しかない。
23歳頃 FX自動売買
当時、mixi全盛期。東京ならどんな内容のコミュニティでもオフ会で人と会えた。
そんな時に知り合った青年実業家?から紹介されて始めたのがFX自動売買。
色々あってお金を突っ込んだが赤字で終了した。
具体的な経緯や結果は別記事で書いてるので良ければ。
24歳頃 ワンルーム投資
これもmixi界隈のオフ会で知り合った人からの紹介で。
こちらも具体的な経緯や結果は別記事で書いてるので良ければ。
34歳 投資信託
色々な事がありながら、30代に入る頃には貯金は1,000万を超えていたので、どこかに投資をしたいと考えていた。
原点に戻ってまた投資信託(インデックス投資)を開始。
NISA口座もフル活用。
当時、楽天経済圏にどっぷり浸かっていた私は、このタイミングで楽天証券の口座を開設した。
35歳 日本高配当株、米国ETF
この頃、個別株は売却益(キャピタルゲイン)だけでなく配当金(インカムゲイン)を得る高配当株投資があるということを知り、手を出し始める。
米国ETFについては、始めた当初1ドルあたり105円前後だったので投資していた。
が、そこからずっと円安が続いて2024年には160円をつけるほどの円安になってしまって全然追加投資をしていない。
130円とか120円くらいまで円高になってきたら追加投資を検討しようと思っている。
2024現在インデックス投資(積立)+高配当株(日本・米国)の二刀流
投資方針は別記事にまとめてるので宜しければ。
投資方針は変わる
投資は投資信託や高配当株のような株式だけではない。
今後は他の投資先も検討する。
例えば、
- コモディティ(金・プラチナなど)
- 外国通貨(たとえば米国ドル)
- 債券
- 不動産
- etc
資産状況やリスク許容度、投資経験によって選ぶ投資先は変化していくと思う。
今の私は資産形成期でできるだけ効率より増やしたいので多少ボラティリティ(変動幅)があっても増えやすい投資手法(インデックス投信や個別株)を取っている。
これまでの投資で得た気づき
社会人になってから色々(?)と投資をしてみたが、そこで得た気付きをご紹介したい。(あくまで筆者自身の現時点での気付き)
- よく分からないモノには手を出さない
- 現実的な利回りは4〜5%と心得よ
- 早めに始める
- 小さい額から始める
- 長期で見る
- 分散投資
- 継続した学習
- 自分にあった投資スタイルを見つける
- 投資よりも働け
よく分からないモノには手を出さない
投資初心者だった社会人なりたての頃。手当たり次第、誘われて、話を聞いて、良さそうなものには手を出していた。酷く損をすることになる。
ここで躓くとFIREどころじゃなくなる。本当に詰んでしまう…。
注意して欲しい!(私の場合は少額で済んだけど。)
誘われる投資話は何だか凄そうな技術や手法だと聞くけど、誘われた当の本人(私のことです)はさっぱり仕組みを理解できていないことが多い。
そして、普通の人は知らないけど、自分にだけたまたま良い投資話が回ってきたというような錯覚を覚える。
得てして向こうから美味しい話はやってこない。
美味しければ情報をもたらす本人がやれば良いという話。
簡単に鴨にされちゃうんだよね。。
「バビロン大富豪の教え」という著書にもある通り、自分が精通していない投資は騙されやすいということを肝に銘じておきたい。
現実的な利回りは4〜5%と心得よ
何に投資すれば良いか?という疑問が湧くのだけれど、分からないうちは現実的な利回りを把握しているだけでもリスクを取り過ぎているかどうかの見極めができる。
私の感覚だと現実的な利回りは4〜5%と思っている。
「1年で10倍になる(1,000%)」という話を聞いたら、「そんな訳ないでしょ」と簡単に断れるようになるだろう。
コロナショック後は色々あって米国株を筆頭に1年で10%を超えるような利回りの投資商品もあったけどそんなのは稀でずっと続くわけではないのがポイント。
早めに始める
早ければ早いほど時間を味方につけて増えやすい。(複利効果)
より安全を求め利回りが低い投資をしたら、リスクが小さい代わりに増える量も小さい。
そこで「時間」をかけるのがポイントとなる。
その「時間」を味方につけるためにも早いうちに始めるのが得策だろう。
また、早く始めるメリットは仮に投資に失敗したとしても本業や副業の稼ぎでカバーしやすいところ。
小さい額から始める
投資初心者の場合は、分からないことだらけなので小さい額で始めるのが肝心。
間違っても持ち金全額1銘柄に注ぎ込むというのは悲惨になるのでやめた方が良い。
どんなにオススメされても。
それは、投資経験があってさらに余裕資金で最悪なくなっても良いくらいの人が対象のオススメ投資先かもしれないのだから。
例え騙されたとしても少額だから身を滅ぼすほどではないよね?という保険の考え方も含む。
長期で見る
よくある怪しい投資話はだいたいこんな謳い文句。「○年で」(例えば1年とかの短期間)、「○倍」に増える。
投資の勉強を続けていると、短期間で爆益を上げる系の投資は、「大きく儲かる時は儲かるけど、同じく大きく損する時もあるよー」というのが分かってくる。
その代わりにリスクの低い(投資利回りが高過ぎない4〜5%くらい)もので長期間運用することで、気づいたらけっこう増えてた、を実感できる。
分散投資
「卵は一つの籠に盛るな」というのは有名な投資格言の一つですが、まさにこの通り。
ただ、分散と言っても色々あるんだなぁーと思った。
- 企業
- セクター(業界)
- 国(日本、米国、先進国、新興国など)
- 株、コモディティ(商品)、債券、不動産など
- 時間
この中だと、特に「時間」。投資先を色々なものに分散しましょう。とはよく聞くけど、「時間」は盲点だった。
「アメリカがくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」のように、グローバル経済で世界が繋がっていて、分散していても一斉に価値が下がることがある。
だから「時間」をずらして(分散して)投資する。
今年全部を投資するのではなくて5年、10年で刻んで投資する。
世界全体が好景気な時期、不景気な時期が存在することを考慮する。
「時間」の分散も頭に入れて投資をするのも大事だと学んだ。
継続した学習
私は専らyoutube。どうして株価が上がったのか?下がったのか?を解説してくれるエコノミストが出てくる番組を見ている。
マクロ的に見るのが好きで、今後世界経済がどうなるのか、2024年8月現在だと9月の自民党の総裁選、11月のアメリカ大統領選など株価の見通しをあーでもないこーでもないと見るのが好き。
本当は企業の決算資料を読み、PERやPBRなどの投資用語を勉強して、実際の投資活動に活かすのが良いのだろうけどまだそこまでできていない。
ただ、それでも自分のお金を企業に投資するという行動をとると、嫌でも情報を知りたくなる。
アンテナをはってないと自分のお金がパーになるリスクがあるからね。
投資歴を積むと同時に投資に関する知識も増やしていくのは大事。
自分にあった投資スタイルを見つける
投資を始めると実に色々な投資手法があることに驚く。
投資はギャンブルだと言っていた私の父が考えているのはFXやバブル時代の株式1銘柄全ベットでバブル崩壊と同時に紙屑になるとか、そういうものだったのだろう。
ハイリスク・ハイリターンもあればローリスク・ミドル?リターンのような投資もある。
手数料0円で信託報酬も0.1%を割るような初心者でもある程度のパフォーマンスを出せるようなオルカンやS&P500のような投資信託でキャピタルゲインを狙うようなもの。
定期的に企業の利益の一部を配当として受け取る高配当株投資でインカムゲイン目的のもの。
グロース株のように成長が期待され将来的に株価が今の何倍にもなるのを目指すキャピタルゲインを得るようなもの。
自分のリスク許容度に合わせて、または自分の資産形成の目標に合わせて、投資スタイルを築き上げるのも投資の醍醐味。
色々な投資スタイルがあるので、実際に投資をしていく上で自分の心地良いスタイルを見つけられると資産形成に大きくプラスになるだろう。
投資よりも働け
これまで散々、FIREするためには投資は必須だ、投資は最高だ、とのたまわっていたのに、「投資よりも働け」?どういうこと?
投資を始めると誰もが陥るのだけれど、パソコンやスマホで自分の持っている銘柄の株価が気になる。
上がってるか?下がっているか?
更に買う?もう売った方が良い?
1分おきに画面を更新しちゃう。
私の投資スタイルは利回りが4-5%を目指すようなポートフォリオを組んでるので、画面に張り付いていたところで儲けは変わらない。
計算してみれば分かることだけれど、その時間を副業などに当てて稼ぐ方が間違いなく効率が良い。
薄々感じてることだと思うけど、私は今だにF5(画面更新)ばかり繰り返している。