0.1を割るぐらいに視力が悪かったので2008/5/19にレーシック手術を受けた。
レーシックを受けてどうだったか?おすすめできるのか?今の視力はどうなのか?など、これからレーシックを受けようか迷っている方、視力の悪さをなんとかしたいと思っている方などの参考になれば嬉しい。レーシック後16年(2024/7現在)経過した人の話はあまり聞けないと思うのでぜひ最後まで見ていって欲しい。
この記事でわかること
- レーシック手術後(16年後)の視力
- レーシック手術について
結論 レーシックやって良かった(視力・右:1.2、左:1.2)
2008/5/19にレーシック手術を受けた。
レーシックやって16年(2024/7現在)経って、多少の視力低下はあるものの、視力を要するようなスポーツをやるわけではないので全然良い。視力が落ちたと言っても1.0以上をキープできてる。手術後16年パソコンの画面を見続けるような仕事をしていたので何の不満も無い。
自信を持って人に薦められる。
レーシックのメリット
- 裸眼で生活ができる
- 時間が生まれる
- メガネの買い換え費用がいらない
- コンタクトレンズの費用がいらない
- コンタクトレンズ購入やメンテナンスに眼科に行かなくても良い
- 就寝中の被災に困らない
裸眼で生活ができる
これが圧倒的な理由。皆さんも思ってる通りメガネやコンタクトレンズがなくても生活できるのはかなり快適。
私は中二(14歳)の時にメガネ。高一(16歳)の時にソフトコンタクトレンズを使用。
約10年間はメガネやコンタクトレンズをつけていた。
この期間が長ければ長いほど、裸眼生活の満足度が増すと思う。
時間が生まれる
メガネの場合はそこまで時間の創出は無いのだけれど、特にソフトコンタクトレンズを利用している人にとっては嬉しい。
子育て世代にとって朝起きてからの時間は貴重。コンタクトを装着する手間がなくなるのは最高ではないか。
はずすときも面倒。寝る前に外して、洗浄液で洗ってケースに収納して、これが眠い時ならなおさらしんどい。
その日だけで見れば5分くらいの時間でもこれが積み重なると膨大な時間になるのだ。
私がレーシックしたのが2008年なので2024年までの16年間を2weekのコンタクトレンズで過ごすと仮定。
コンタクトのつけ外し+メンテ時間
5分/日×365×16年=29200分=486時間=20日間の時間を節約
20日間の時間を節約。そしてそれは今後も増えていく。
メガネの買い換え費用がいらない
メガネ買う必要がなくなるのでその分お金いらないよねという話。
総務省統計局 小売物価統計調査(2023年6月)によると、メガネ一式の平均的な購入価格は約280,000円。
メガネの寿命?は平均して2-4年。間をとって3年で買い替えるとしましょう。
私がレーシックしたのが2008年なので2024年までの16年間をメガネで過ごすと仮定。
3年で買い替えるのでだいたい5個買う。
平均購入価格が28,000円だから28,000円×5=140,000円の節約
期間が延びれば延びるほどお得額があがる。
コンタクトレンズの費用がいらない
メガネだけでなくコンタクトを付ける人も多いだろう。
私もそうだった。基本、ソフトコンタクトレンズ。
ハードコンタクトレンズって付けてる人いるのかな?
2weekや1dayのレンズを買っていたけど、基本は2週間のやつを3ヶ月分毎回買っていた。
2weekで見るとだいたい1箱2,000~4,000円、両目で4,000~8,000円程度。
1箱(片目)で1.5ヶ月利用できる。ここに洗浄液などのメンテナンス代も加味して1.5ヶ月を5,000円で3ヶ月を10,000円と仮定する。
私がレーシックしたのが2008年なので2024年までの16年間を2weekのコンタクトレンズで過ごすと仮定。
10,000円×4(1年間)×16=640,000円の節約
期間が延びれば延びるほどお得額があがる。
コンタクトレンズ購入やメンテナンスに眼科に行かなくても良い
今時は、一度眼科で処方してもらえれば、その後の購入はネットでもいけると思う。
が私がコンタクトしていた時は3ヶ月おきに眼科に行き視力検査して度数の調整しながら購入していた。
歳をとってくると(アラフォーにもなれば)色んな病院に行かなきゃならないので、眼科に行く機会を減らせるだけでもありがたい。
レーシックを受けたあとに眼科に行く機会はほぼ0になった。
(2023年に目の充血が続いて行った時くらい。目薬で完治で視力には関係なし)
就寝中の被災に困らない
2011年3月11日に東日本大震災が起きてから、日本でいつまた大きな地震がきてもおかしくない状況になった。
最近では2024年1月1日に能登半島地震が起きた。
防災の意識は高まり、家具の固定や食料の備蓄。ポータブル電源などの防災グッズの準備。
被災した時の避難経路や避難場所の事前確認が大事になった。
一見、レーシックと防災は関係なさそうだが地味に重要。
寝てる時にメガネやコンタクトをする人は稀だと思う。
就寝中、被災に遭った場合に視力が無い状態で避難するのはかなり危険。
メガネやコンタクトがすぐにつけられれば良いけど家具や家電が倒れて家中が散らかってしまった場合に見つけるのが困難なこともあるだろう。
ましてや探す時間を費やしてしまうことで逃げ遅れてしまうことも想定される。
それを考えるとレーシックで視力を矯正しておけば避難先で視力で困ることはなくなる。
レーシックのデメリット
- 合併症を引き起こす可能性
- ハローグレア現象
- ドライアイ
- 玉ねぎを切ると染みる
合併症(角膜の不正乱視や過矯正)が発生する可能性がある
レーシック手術に限らず、目の手術を行うことに躊躇するのはこれが一番の要因だと思う。医者の腕が良ければ良いのか、機械が良ければ良いのか、はたまた運の問題なのか。
こればっかりはやってみないと分からない。だけどこういうリスクもあることは当然知っておくべき。
私は当時、ネットで経験談を読み漁ったが結論は出ず、最後は「えいやーっ!」と勢いでやったくち。
幸い、私は合併症が発生しなかったが、レーシックを検討する時はリスクを充分に理解することが重要。
ハローグレア現象
ハローグレア現象とは…
ハローとは光の周辺に輪が見える現象、グレアとはそこから光が拡散し滲んで見える現象です。また、光が放射線状に広がってまぶしく見える(スターバースト現象)こともあります。特に、夜の街灯を見た時に見えることがあります。
アイクリニック東京ホームページより
夜の自動車運転をする人は注意。
特に雨が降っている夜。雨がライトに照らされて更に視界が悪くなる。
対向車のライトをできるだけ見ないようにするなどの対策が取れる。
私の場合はそこまで酷くなかった(光の輪がそこまでボケない)ので、たまーに自動車を夜に運転しているが、そこまで影響はない。ありがたいことに。
ドライアイ
レーシック手術直後の場合は目がかわきやすくて目薬をかなりしていたと思う。
目の痛みを感じなくなってから(3ヶ月後検診以降)はほとんど目薬を買ってさすことをしていない。
これもハローグレア現象と同じで個人差があると思う。
玉ねぎを切ると目が染みる
レーシックやって裸眼で生活できるようになったせいで玉ねぎを切る時に目がめちゃくちゃ染みて痛い。コンタクトだとほとんど目が染みることはなかった。
妻にもレーシックを薦めた
メリット、デメリットを充分に比較した上でレーシックを受け10年以上、目に異常を感じることなく視力も維持できた。この快適さをと思い、妻にもレーシックを薦めて受けてもらった。乱視が入っているということだったが無事に手術は成功して快適な裸眼生活を送ってくれている。
妻は2022年に手術した。
レーシックの種類が増えていた
私が受けた2008年の時はレーシックの種類?機械?は2種類くらいしかなかったと記憶いしている。
が、妻が受けた時には7、8種類の中から選ぶ感じだった。
値段がそれぞれ違うのだけれど例えば、乱視がある場合とか高くなるにつれ視力が低下しづらいとかそんな感じだったと思う。
このあたりは、お医者さんから説明があるので相談しながら選べば良いと思う。
妻の付き添いで驚いたこと
レーシック手術の付き添いで私も病院に行ったのだが、待合室に大勢のレーシックを控えた患者。もしくは術後の検査を待つ患者。
そこで驚いたのが外国語を喋る方々。
私が聴こえる範囲で、中国人や東南アジアの人達も手術を受けに来ていた。
2022年3月だったのでそこまでの円安ではないと記憶しているが(1ドル115円ほど)、海外からわざわざ目の手術のために来日しているのだろうか。通訳もいたような気がしたので恐らくツアーでも組まれてるのだろう。
レーシック手術の値段
私が受けた2008年の時は、17〜8万円だった。
当時社会人2年目だった私にとって17〜8万円は大金。
だけど、思い切って手術して良かったと思っている。
23歳だった自分を褒めてやりたい。
そもそも何でレーシック手術を受けたのか
余談だけど、視力が悪くなってから父親にずっと言われていることがあった。
「お前の欠点は目だ」(視力が悪いこと)
心の中でずっとこの言葉が残っていた。
そんな時に職場にいる先輩からレーシック手術をして視力を回復させたと聞いたのがきっかけだった。
レーシック手術自体は15〜20分
私がレーシック手術を受けた流れはこんな感じ(病院によって異なると思うので参考まで)
- レーシック事前検査
- 手術
- 翌日検査
- 1週間後検査
- 3ヶ月後検査
手術自体は10〜15分で終わる。
私の場合は事前検査の日と手術日を別日にしたけど、当日に手術も可能だった。
(妻の場合は午前、検査して施術方法を決定。午後手術。で日帰りだった。)
手術中の感想(私の場合)
手術中の記憶はまだはっきりとある。
目の手術をするわけなので当然、見えてる状態。
歯医者とかにあるような照明(イメージです)だけが視界にあって、周りは真っ暗。
「その照明をずっと見ていてください」と言われ、見るのですがその照明が動くのそれを必死に追っかけて終わる感じ。まっすぐを見ているはずなのだけど目をいじられている(気づかない)はずなので入ってくる映像が動くのだと思う(個人の感想です)。
手術中は意識もあって視力だけでなく嗅覚もあった。手術台の照明がグルグルと動く中、何かが焼けているような匂いがあったのを今でも覚えている。
想像するに、レーザーを照射して焼いているのだろうなと。
手術を行なっているお医者さんや側で目が乾燥しないように目薬?をさしてくれる看護師さんが、「大丈夫ですからねー」「順調ですよー」「もうすぐ終わりますよー」と患者を不安にさせない声がけをしてくれた。(ありがたい)
手術中の感想(妻の場合)
妻の感想は私と違った。
とにかく「痛かった!」という。
詳しく聞くと目に固定具みたいなのを装着させられるのだけれどそれがキツくて痛かったと。
ずっと、うまく装着されていなかったのではないかと、言っていた。
先述した通り、私は2008年、妻は2022年に受けているので術式?機械?が違うので感想が違ったと思おう。
レーシック手術後は目薬を10分おきにさす
手術後は目が極端に乾きやすいし、若干の痛みが続く。
複数の目薬を約10分おきくらいに1度さす生活が続く。(寝てる時以外)
外出時は目に異物が入らないようにゴーグル(サングラスのような)をかける。
仕事は1,2日休んだ
手術後にすぐ仕事ができるかが不安だったので、念の為2日ほど有休を入れておいた。
が、その後は普通に仕事復帰できた。
3ヶ月後検査を終えたら自由の身
3ヶ月後検査が終わったら病院に行くことはなくなった。
その後は目の渇きなどで市販の目薬も使用して良いとのことだった。(お医者さんに確認してください)
術後にあった慢性的な目の痛みはいつの間にかなくなっていた。
レーシック手術を受けられない人もいる
ここまでレーシックのメリット・デメリットを散々語っておいてなんだが、いざ受けたいと思っても受けられない人もいる。私も受けられなかったらどうしようかとビクビクしていた。現に当時の職場の人は適応外だった。事前検査で分かるのだけれど角膜が薄すぎる人はレーシック手術を受けられない。
その場合は、レーシックのかわりにICLを検討してみるのも良いと思う。
ICLとは…。
眼内コンタクトレンズ=ICL(Implantable Collamer Lens)は、レーシック(LASIK:laser in situ keratomileusis)が最初に報告された1990年より以前の1980年代に開発が行われた、実は歴史のある手術法です。国内では当会代表の清水が1997年に初めて導入し、2002年の臨床治験を経て2010年に厚生労働省の承認をうけました。
ICL研究会ホームページより
まとめ 気になったら一度検査だけでもどうぞ
私自身はレーシック手術をして人生が変わった。だけどリスクもあるから簡単には手術に踏み切れない。
その気持ちはすごくわかる。
なので、まずは検査を受けてみることをおすすめする。
お医者さんにしっかりと相談してから受ける受けないを決めれば良いと思う。